解散からの大逆転!奇跡のチーム再生劇。

東南アジアの小さな国、カンボジア。

先日、W杯アジア二次予選で日本との対戦も決まり話題にもなった、ASEANの一国である。

日本のFIFAランクが50位。

対してカンボジアの順位は179位と、決してサッカー強豪国とは言えない。


そんなカンボジアにも、日本と同じようにプロサッカーリーグがあることを読者のみなさんは知っているだろうか。

今回は、そんなカンボジアリーグ(通称Cリーグ)の、とあるチームの話。



2014年冬 ---
「2日後にチームは解散。事業を撤退する。」

日系カンボジアチーム・トライアジアプノンペンFCの選手たちは、突然の宣告を受けた。

1月から始まるカップ戦が直前に迫っており、もはや選手たちの移籍先探しも困難。

このままでは、選手とその家族たちが路頭に迷ってしまう。。。


そこに突如現れた救世主。

同クラブの運営を担っていた1人の男性が、2ヶ月限定で個人の自費で運営を賄うと申し出た。その間に買収先を探すというが、当ては全くなかった。

2ヶ月の間に運営してくれる会社が見つからなければ、予定通りチームは解散に追い込まれる。


期限の2ヶ月が経とうとしていた今年3月、チームの運営に名乗りを上げる会社が現れた。

クラブの新しいオーナーとなったのは、「株式会社フォワード」。

東京でブランドコンサル事業やスポーツコンサル事業を行う会社だ。

代表を務める加藤は、高校時代にサッカーのインターハイで優勝、また、優秀選手にも選ばれたという経歴をもつ。


そんなフォワードのスポーツ事業のビジョンは「メッシ超え、バルサ超え」。

(メッシ選手を超えるアジア人プロサッカー選手を輩出する、FCバルセロナに勝てるプロサッカークラブを保有する)


その目標の第一歩として、解散の危機にあったプノンペンFCを運営することに決めたのだ。


新しいチームの名前は、『カンボジアンタイガーFC』


窮地に追い込まれていたクラブが、日本の会社によって救われた。

そこには、たくさんの人の熱い想いがあった。


そのことについては、また改めてお話しましょう。

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